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愛知県薬剤師会事務局

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Q1.子供が薬をいやがるがどうしたらよいでしょうか?

:保護者の方達が、ふだんから心がけておくべきことは、薬は苦いもの、イヤなもの、お医者さんはコワイ人というような印象をこどもにうえつけておかないことです。

さて、実際にのませるとき大切なのは、大げさな感じにならないように、さりげなく口の中にいれてしまうようにします。
つまり、親自身が力んで身構え「お薬をのむのはいい子ね」「のんだらえらいね」など、ふだんと違って緊張した様子でいると、それは敏感にこどもに伝わって、警戒し薬をいやがります。


では、どのようにして薬をのませるか、薬の形態によって説明します。


のませ方の工夫

(1)散剤など(粉薬・顆粒など)

乳児の揚合には、1回量を小皿にとり、小量の水や微温湯で練り、指先で口の中の上あごや、頬の裏側になすりつけた後、前もって用意しておいた、湯ざましの入った哺乳瓶の乳首を素早く乳児の口にふくませます。


この際、甘くしてのみやすくするために、ハチミツを混ぜる方法がありますが、ハチミツは1才未満の乳児には、ボツリヌス中毒になる危険がありますので、とらせないように厚生労働省から通知が出されています。
乳児にはハチミツは使わないようにしましょう。
また、砂糖も下痢をしやすい乳幼児には下痢を起こすこともありますので注意します。


テトラサイクリン系の抗生物質以外の薬では、母乳やミルクでもよいのですが、ミルクに混ぜて与えると、その後ミルク嫌いになりますので避けるべきです。


母乳の場合、お母さんの乳首に散剤をつけて、授乳時にのませるのも一つの方法ですが、正確な量をのませることができ難いこと、母乳を吐いたりし易いことなどのため、前の方法がよいようです。


特に、時間の指定が無い場合には、空腹時(授乳前)にのませるとうまくいくことが多く、また薬をのむことによる刺激で母乳(ミルク)を吐いたりすることが少ないようです。


幼児には、乳児の場合と同様に1回量を小皿にとり、小量の水や微温湯で練り、指先で口の中の上あごや、頬の裏側になすりつけた後、水やジュースでのませます。
砂糖などを混ぜて少量の水で、小さいだんご状にしてのませるのも一つの方法でしょう。


ジュースなどの飲み物に初めから混ぜてのませる場合には、普段あまりのませないものに混ぜる方がよいようです。
なお、このときはのみ残さないようにジュースなどの量は少な目にします。


散剤やドライシロップをジュースやミルクに混ぜる場合は、溶かしたらすぐのませないと、変質したりしますので注意して下さい。


薬をのむのが嫌だと激しく泣いている乳幼児に無理にのませると、薬が気道に入って思わぬ障害を起こすことがあるので注意したいものです。


(2)水剤(みずぐすり)

最近の水剤はのみ易さを考えて、甘くなっていますが、これがかえって甘すぎると嫌う子供が増えています。
この場合は水でうすめて、甘さを薄くしてのませて下さい。
ただ、水で薄める場合は、必ず1回分ずつ薄めるようにして下さい。ただ、あまり薄め過ぎると苦みだけが強く感ずることがあります。なお、水剤は薄めてもその効果は全く変わりません。


逆に、水剤が苦くてのめない場合は、水で薄めたり、砂糖を加えたり、あるいは水剤をそのままジュースに混ぜたりします。
この場合も必ず1回分ずつとし、投薬瓶の全体の水剤を一度に薄めたり、それに砂糖を加えたりしないようにします。
なお、投薬瓶に直接、口をつけてのまないように注意します。これはのみ過ぎたり、汚染されるのを防ぐためです。


水剤は冷蔵庫に保管するようにします。のみ易いので幼児が勝手にのむことがありますので、手の届かない所に置く配慮も必要です。


(3)錠剤・カプセル

乳幼児には錠剤やカプセルは不注意にのませますと、窒息のおそれがあり危険です。
錠剤やカプセルが何才位からのめるようになるかは、個人差も大きく、いちがいには言えませんが、一般的には4、5才頃と考えられています。しかし、7才位までは慎重にのますべきでしょう。


●一般に年齢によって用いる錠剤・カプセルの大きさの基準は次のようです。
-直径6mmを越える場合-
5才未満の乳幼児には使わない


-直径6mm以下の場合-
3才未満の乳幼児には使わない
3才以上であっても、のどにつかえる事のないようによく注意する

幼児の場合、錠剤やカプセルが、のどから滑り落ちないで、のどにつかえ、気管の方へ入りこむことがあります。
のどにつかえると、咳こんで吐き出したりして苦しみ、この経験が薬ぎらいの原因となることがあります。


カプセルは、すぐのみこまないで口の中にふくんでいると、ゼラチンなどが水分を吸収し、口の中や食道にくっついて困る事がありますから、多めの水とともにのませるように心がけましょう。
薬によっては食道にはりついて潰瘍を起こすものもあります。多めの水でのみますとこのような障害も防ぎますし、胃を痛めることも少なくなり、薬の効果も高めます。


どうしても錠剤やカプセルがのめないという子供は、お母さん方ののませ方がうまくないのが原因の場合があります。
一般に錠剤やカプセルをのませる場合、極端に上を向かせて口を大きく開けさせ、そうしておいて錠剤などをその中に放り込むように入れます。
このような方法では、のどにひっかかった感じを子供に与え、吐き出してしまいます。


食物を食べる場合に、上を向いて食べることはあまりないのですから、いつも食物を食べているように、錠剤やカプセルは床を見るような姿勢で、やや下を見るような自然の姿勢でのませるとスムーズにのめます。


「子どもと薬」のページもご参照ください。

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