16.うがい薬の使い方
うがい薬は、扁桃炎、咽頭炎、口内炎などの炎症をおさえたり、口やのどの細菌を殺したりして、抜歯後の感染予防、口の中の消毒・洗浄に使います。
うがい薬は、うがいだけに使用し、飲み込まないようにして下さい。
<うがい薬の種類>
・殺菌・消毒用:口腔内の殺菌・消毒、抜歯後の感染予防を目的とし、扁桃炎、咽頭炎、口内炎などに使われます。
一般には、ポビドンヨード、臭化ドミフェンなど
・抗炎症作用:口腔粘膜の炎症をおさえることを目的とし、扁桃炎、咽頭炎、口内炎などに使われます。
一般には、アズレンなど
<使い方>
うがい薬には、そのまま使うもの、薄めて使うもの、溶かして使うものがあります。
薄めたり、溶かしたりする割合は、薬袋の指示、説明書に従ってその都度うがい薬を作って、使用して下さい。
<効果的なうがいの仕方>
・咽頭炎などのどのうがい
通常1日3~4回、薄めたうがい薬を適量(10~20ML)口に含み、天井が見える程度に上を向いて、のどの奥までうがい薬が行き渡るように、ガラガラを繰り返して吐き出して下さい。これを数回繰り返す。
・口内炎、など粘膜に炎症や傷のある場合のうがい
通常1日3~4回、薄めたうがい薬を適量(10~20ML)口に含み、頬を左右に交互にふくらませて移動させ、歯の間まで洗い出す要領でブクブクを繰り返して吐き出して下さい。これを数回繰り返す。
<注意事項>
1.うがい薬は飲み込まないようにして下さい。
2.うがい薬の使用により、口腔の荒れ、刺激感、吐き気などを感じたら、使用を中止して、医師または薬剤師に相談して下さい。
3.抜歯後の口腔内の傷で出血が止まらないときには、激しいうがいは避けて下さい。
4.ヨウ素の入ったうがい薬(ポビドンヨード)によって銀歯などが変色する場合があります。
5.使い残った液はとっておかないで捨て、直射日光や高温の場所を避けて保存して下さい。