Q1.ワクチンは2回接種する必要がありますか?
ファイザー社、武田/モデルナ社およびアストラゼネカ社の新型コロナウイルスのワクチンは、現在のところ、いずれも、2回接種(ファイザー社は3週間隔、武田/モデルナ社は4週間隔、アストラゼネカ社は最短28日間隔)が必要です。 アメリカ疾病対策センター(CDC)によると、ファイザー社と武田/モデルナ社では、1回接種により感染を80%、2回接種により90%抑制したと報告されています。1回目も2回目もワクチン接種後に効果が出るまでは2週間程度必要としています。
また、ワクチン接種により出来る中和抗体(感染を防ぐ力のある抗体)の量は、1回接種のみでは低い値であることも報告されています。ワクチンの効果は中和抗体のみでは説明できませんが、1回接種のみで十分とは言い切れない結果でした。
いずれのワクチンも、臨床試験では、1回接種後よりも2回接種後の方がより高い抗体価の上昇が得られる(=より効果がある)との結果がでているため、現状では2回接種が推奨されています。
なお、1回だけの接種での効果や、ワクチンの接種間隔をより広げた場合の効果、1回目の接種量と2回目の接種量を変える、1回目と2回目で別のワクチンを使う等については、有効性・安全性の観点から、現在、臨床試験中という状況です。
(公益社団法人日本薬剤師会作成「薬剤師から一般の方々に向けた新型コロナウイルスワクチンに関する FAQ」より)
その他の疑問
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