飲料水(井戸水)
災害時に水道が断水した場合、井戸水は生活用水として重要な役割を果たします。日常の管理によって水質を把握しておけばいざという時に安心です。 当センターでは蓄積したデータを基に地域性を踏まえた効率的な検査を助言します。

検査概要
飲用井戸等衛生対策要領に基づく11項目検査
井戸水が生活排水などで汚染されていないか調べます。
【 検査項目 】
一般細菌、大腸菌、亜硝酸態窒、硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素、塩化物イオン、有機物量、pH値、味、臭気、色度、濁度
有機溶剤等有害物質の検査
地下水汚染において典型的に検出される2物質に絞り検査を行います。
【 検査項目 】
トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン
有害金属の検査
過去の検査結果より、愛知県内の井戸で検出する可能性が高いとされている有害物質を中心に調査します。地域性を踏まえ優先的に調べる事をお勧めてしております。
【 検査項目 】
水銀及びその化合物、ヒ素及びその化合物
飲用井戸40項目検査
井戸水を飲用とする場合にクリアすべき基準を網羅的に検査できます。
【 検査項目 】
水道水質基準51項目の内、消毒副生成物11項目を除く項目
保有資格



料金
検査料金は以下の通りです。記載の無い検査に関してはお気軽にお問い合わせください。
11項目検査
よくある質問
自宅の井戸水が飲めるか検査したい
水道水は51項目全て基準に適合しなければなりませんが、井戸水は消毒副生成物11項目を除いた40項目が基準に適合すれば飲用としても差し支えありません。40項目全ての検査が望まれますが、まずは一般的な性状を知るため11項目の検査をおこない地域性を考慮した「水銀及びその化合物」や「ヒ素及びその化合物」の検査をお勧めします。
【 推奨する検査 】
- 飲用井戸等衛生対策要領に基づく11項目検査
- 有害金属の検査(水銀及びその化合物/ヒ素及びその化合物)
検査の依頼方法をおしえて下さい
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専用の容器に採取して9時間以内に持ち込んでください。容器は無料で貸し出しています。採水を希望される方や詳細を知りたい方はお問い合わせください。
災害時に使用できるよう備えたい
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災害時には飲用水の他に手洗い等に使用する生活用水が必要になります。水質検査をおこない井戸の状況を知ることで災害時に安全に使用することが出来ます。
【 推奨する検査 】
- 飲用井戸等衛生対策要領に基づく11項目検査
- 有害金属の検査(水銀及びその化合物/ヒ素及びその化合物)
井戸の種類について
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井戸が浅く不透水層の上から取水しているのを浅井戸、井戸が深く不透水層の下から取水しているのを深井戸といいます。浅井戸は生活排水等で汚染されることがあるので、飲用水として使用するのであれば深井戸の方が安全です。
井戸水を汲み置きすると色が付く
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井戸水に鉄やマンガンが含まれているとだんだん色が付いてきます。地中深く酸素が少ない所の水が大気に触れることにより水に溶けていた鉄イオン等が酸化され着色します。
検査の流れ
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お申し込み・受付
生活科学センターでは月曜日~金曜日の9:00~18:00まで、薬剤師会事務局では月曜日~金曜日の9:00~15:00まで受付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
※ご都合上、上記時間内でのご訪問が難しい場合は事前にお問い合わせ下さい。
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採水容器の貸出・採水
検査専用の容器(検査項目によって異なります。)をご利用いただく必要があります。容器がない場合、無料で貸出しておりますのでご相談ください。
また、採水容器をお受け取りの際には採水の方法を詳しくご説明いたします。特に、細菌検査や消毒副生成物等の採水は十分注意して行って下さい。
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検査結果報告
依頼項目により異なりますが、3日~12日でご郵送いたします。内容についてお尋ねがある場合は、生活科学センターにお問い合わせ下さい。
※ ご来訪いただくことが難しい場合、電話、FAXによる受付や宅配による採水容器の貸出なども可能です。
お気軽にお問い合わせ下さい。
